漂着クジラは10歳以下のオスと判明　研究者が試料を採取　筋肉や脂肪を分析へ

5月4日　福島県いわき市の海岸では、国立科学博物館でクジラの仲間を調べている研究員やアクアマリンふくしまの獣医師などが、3日に打ち上げられて死んだクジラから試料を採る作業を行っていた。 アクアマリンふくしまの平治隆獣医師は「大型の鯨類は数多く上がっておりませんので、こういったものが研究者の方達の研究材料としてうまく使っていただけるのは、とても有難いことだと思う」と話す。 採取した歯などの状況から、10歳以下のオスと判明。国立科学博物館で筋肉や脂肪を分析し、海水に含まれる汚染物質の蓄積などを調べるという。 クジラに目立った傷はなく、かなり痩せていることから病気などが原因でエサが食べられなくなって衰弱したとみられている。アクアマリンふくしまの獣医師の平さんは、クジラが病気を持っている可能性があるとして、触れないよう注意を呼びかけている。 詳しくは https://www.fukushima-tv.co.jp/localnews/2023/05/2023050400000009.html